2006年05月31日

mono #129 : 瀬戸焼の壺
hunting spot : 古美術まちかん@川越

川越のまちかんという骨董品屋さんに転がっていた、
瀬戸の茶葉入れです。
でっかいキャニスター??

このまちかんのおじさんはさー、
ナカナカ一筋縄じゃあいかなくて、
こちらが"欲しい"って顔をすると
 売らなくったって良いんだからね
って雰囲気を醸し出すんだよねえ。
それに、こちらが何を見ているのか、
見ないふりをして、ちゃんと観察しているのよ。
でもね、同じモノがあるなかで、
コレダ!っていうものを選べばおじさんは認めてくれて、
安くしてくれたり、他の良いものを勧めてくれたり、
オマケしてくれたりするの。
品物を買うのも勝負ってワケよお。
ま、最終的には、自分が納得できるものを
手に入れれば良いだけなんだけど、
でもやっぱり同じ買うなら
お主、やるなって思われたいじゃなぁい。

そんな、まちかんさんで買ったこのコですが。
これはね、実は、他のモノを買うついでに買ったのです。
蕎麦ちょこを買って、で床を見たら転がっていて、
値段を聞いたら安かったから、衝動買いしてしまったの。
多分オジサンはなかなか売れないから
手っ取り早く売りたかったんだと思うわ。
蕎麦ちょこも買うみたいだし、ま、いっかみたいな感じ?

江戸時代の瀬戸焼の茶葉入れなんですって。
うふっ。
黒くてぬめぬめしていて、
肌触りがつるんと気持ちが良いのです。
そして、大きい!
小さめのスーツケースぐらいの大きさかな。
上部には、蓋がくくりつけられるよう、
突起が4カ所に付いているから、
きっとたっくさん茶葉を入れて、保存して、
このまま運んだりしたのでしょう。
 今年の茶葉は質が良いねえ。
 お天気に恵まれてたからなあ。
 来年の豊作を祈って、お参りにでも行こうかねえ。
 おおっ、そりゃあ良い。
なあ〜んて会話が、
この壺の周りでささやかれていたのかなあ
なんて想像するとまた楽しいものね。
こんな大きな壺に茶葉を保存できるようなお宅は、
それなりの財産のあるお宅だったのだろうなあ。

まあ、姿形が飛び抜けて美しいわけではなく、
油薬が芸術的というわけでもない。
勿論のごとく愛眼用というよりは、
実用的に作られたんでしょう。
とは言え、昔のモノは人の手で丁寧に作られていて、
素敵だなあと思います。
茶色味を帯びた黒色が、深くしっとりとしていて、
とても綺麗なんですよお。
日用品も贅沢な時代だったんだなあと
江戸の世に思いを馳せずにはいられないですなあ。

setotsubo
posted by mono at 14:47 | Comment(133) | TrackBack(0) | モノの記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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