2007年05月09日

mono #153 : 曲げわっぱのおひつ
hunting spot : 栗久実演販売@立川高島屋

照明作家の谷俊幸さんにご紹介頂いた、
曲げわっぱのお店、栗久さんで買ったおひつです。
谷さんは、こちらのご主人からわっぱの技術を学んだとのこと。
ふむふむ。

お店は大館なので、流石のモノラバでも気軽に行くには・・・。
でも、ネットだけで見て判断して購入するのも
あまり好きじゃないんですよ。
先ずは実物を見なきゃ。
ということで、実演販売情報をチェックしたならば、
立川にいらっしゃるとのこと。
じゃあ、まず、見るだけ、見るだけ♪
なんて暗示を掛けつつ、立川へ。

立川は多少住まいから遠いのですが、執念のなせるわざ。
難なく栗久さんのご主人を見つけ・・・。
気が付けば、右手におひつがっ!?
あ、あれっ??
ワタシの額に、買う気十分!とでも書いてあったんですか??
瞬きしている間にお買いあげっ!
まったさ〜、ご主人、お話が上手なのよねえ。
こまっちゃうなあ。
気軽に買うには結構なお値段なんですよう。
だから、見るだけ、見るだけ、見るだけ音頭(そんなモノは実在しません)を
一生懸命歌いながら行ったんですけどねえ。
まあ、実際、わざわざ見に行ったという時点でかなりノリキなんですけれども。
結局、背中を押して頂いたのでしょうか。


でもね。
使ってみたらやっぱりイイ!
三度の飯より飯が好き(つまり大好き!)なワタシにはたまりません。
おひつに炊きたてご飯を入れておいたら、あら不思議。
余分な水分がなくなり、お米が一粒一粒立ってつやつや☆
あまあまのうまうまに大変身!
立ち上る杉の芳香も素敵っ。
銀しゃりとはこのことかぁ〜なんて、
お茶碗のお米を眺めて感心したものです。


デザインも素敵なんですよ。
秋田杉をくくっと綺麗に丸く筒状に曲げて、
外枠が作られています。
木が綺麗にカーブしているって、
普通に考えたらスゴイよねえ!
杉の持つ木地が活かされていて、とても綺麗。
あとね、蓋がゆるぅ〜くカーブしていて、縁が面取りされているんです。
奥ゆかしく丸い感じがとても品があって宜しいの。

そして、マットな質感が、またまた心地良いんですよ。
つるんというよりも、みみみって感じ。
みみみっとするには、秘伝の技術が必要なんだと思うワ。

使いやすさへの細かい配慮も素晴らしいのヨ。
底が直角だとお米が奥に入り混んで取りにくいじゃないですか。
それを解消するために、
内側の底と立ち上がった枠の角に細い木が
ゆるやかなカーブを描くように貼ってあるのです。
スゴイよねえ。
木を細く切って、曲げて、カーブさせながら貼り付けて!
どういう構造になっているのでしょう?
角と細い木の間は空洞になっているのかなあ。

そして、そして。
特筆すべきはっ。
筒状に留める為に、金属ではなく桜の皮を使っているんです。
秋田杉のベーシュっぽい淡い色と、桜の皮の濃い茶色のコントラストが素敵☆
おひつもえ〜。
やっぱり日用品も美しくなきゃ。
それにね。
総て木で作られていることによって・・・。
電子レンジでチンできる!
すっごいでしょぉ〜。
オヒツをチンですよ。
巷で見掛ける銅で縛られたタイプのコは勿論金属バチバチな訳で、
電子レンジなんか掛けられないでしょう?
それがどうですか、このコは何の問題もなくチン!ですよ。


あー、テンション上がってきたっ。
栗久さんの曲げわっぱサイコー!
技術にあぐらを掻いていないところが良いですね。
ただの伝統工芸ではなくて、
今風に使いやすく、美しく、精進なさっているのが素晴らしい。

そして何よりも、本来の目的である、
ご飯が美味しいっ!!
ということに拘っていらっしゃるのが良いですねえ〜☆


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posted by mono at 17:16 | Comment(43) | TrackBack(0) | モノの記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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